企業情報

ご挨拶

『くぼたマリンファーム』は令和6年3月に横須賀に創立した企業です。
代表 窪田(オッス)千春は令和5年3月から葉山 真名瀬漁港の方々と共にウニの養殖研究を開始しました。
その結果、独自の養殖メソッドを開発することができました。
そこに至るまでには幾度もの失敗があり、苦労は語り尽くせません。
また様々な方々のお力添えがあり葉山うにという形になっていることも、皆様に知っていただきたいです。

『くぼたマリンファーム』は、葉山でこの土地の方々と共にこれからも成長を続けていきます。

葉山うに 開発ストーリー

近年の気候変動によって、
日本の海水温度が上昇していることを知っていますか?

出典:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/shindan/a_1/glb_warm/glb_warm.html

これによりウニの生息環境が変化し全国に大量発生しており
葉山も例外ではありません。
 
ウニの寿命は10年以上と長く、飢餓にとても強いので増え続けます。
この大量のウニが海中にある海藻を食べ尽くしてしまうとアワビや伊勢エビが住めない“ 磯焼け ”という状態になってしまい、
生態系の破壊や、さらなる海洋環境の破壊につながってしまいます。
 

この状態でも「ウニがたくさん獲れてハッピー!」となることはなく、
大量発生したウニは痩せて身がなく、食べられるようなものではありません。
また駆除や廃棄にもコストがかかり、大きな問題になっています。
 
この現状を変えるため、『くぼたマリンファーム』と「真名瀬漁港」で共同研究を行い、ウニの養殖に成功。

実際にウニを管理しているところ
大きく育ってね。

研究ではときに飼育している数十匹のウニが全滅し
『一級品として出荷できるウニを育てる』ことの厳しさを痛感しました。
 
ただ「大きい身が入っている」だけのウニではだめ。
安心して食べられる“ ほんもの ”のウニをとことん追求し、
実を結んだものが “ 葉山うに ” です。

また『くぼたマリンファーム』がこだわったのはウニの養殖だけではありません。

この写真はイメージです

葉山うにの生産において
地域貢献活動も大きな特徴です。
 
地元産ワカメ・昆布の買い取りや、
ウニの加工にあたる雇用、
廃棄されるウニの殻の有効活用、
 
また障がいを持っている方の起用など
地域の方々と連携して
葉山の土地や人の役に立てる活動を行なっています。

ウニの加工で出る殻の行き先

商品生産の過程で大量に出るウニの殻の廃棄方法にも工夫があります。

① 海へ

ウニの殻を海で溶ける袋に入れ、漁師に水深15mほどの定点に沈めてもらうことでバクテリアが殻を自然分解し、プランクトンが発生。
それを食べる小さな魚、またそれを食べる大きな魚など多くの魚が集まってくる人口の魚礁となり海の豊かさを取り戻してゆきます。

② 畑へ

ウニの殻はミネラルを豊富に含むため、細かく砕いて畑の肥料にも活用できます。
横須賀市の『SHO Farm』様で無農薬野菜を育てる肥料に使っていただく予定です。

「千年続く農業」を哲学に、無農薬野菜を育てている農園です。

この廃棄方法によって、国際課題にもなっているSDGsの達成を実現できます。

企業概要

会社名くぼたマリンファーム
代表取締役窪田千春
所在地〒239-0835
神奈川県横須賀市佐原1-20-28
TEL090-1160-1960
対応可能時間(目安) 全日14~19時
E-mailkmarin@hayamauni.com
URLhttps://hayamauni.com
事業内容葉山うにの養殖事業
ほか関連事業