12月になり、葉山を含めた三浦半島も気温が落ちてきました。
漁師によるウニの採集も気温が下がったことで今年分は終了となったのですが
海水温度は例年通りに下がらず、苦戦していることも。
養殖中のウニの生け簀です。
養殖にあたっては樹脂製のカゴを生け簀に使用しているのですが
海水温度が高いほどこういった泥の汚れやフジツボがたくさん付着し、
カゴの穴を塞いで海水の循環を妨げてしまうため掃除が必要になります。
そして、この汚れを取るのは慣れていても大変な作業です。
海水温が高い間は綺麗なカゴも1週間ほどでこのようになってしまうため
ウニの生育環境を綺麗に保つのにカゴの掃除は欠かせない作業です。
もちろんこの状況はウニの養殖だけでなく、港で使用中の生け簀は全て同じ状態に。
近年の異常気象による海水温度の変化にはこういった影響もあります。
おいしい葉山うにや海産物の養殖をするのにはこんな苦労も。
関係者一同で頑張ってウニを育てておりますので
出荷の際はぜひ天塩にかけた自慢の葉山うにをご賞味いただければと思います。